ひとことで説明すると
金利が上がると、すでに発行されている債券の価格が下がります。逆に、金利が下がると、すでに発行されている債券の価格は上がります。 債券価格と金利は、反対方向に動く関係です。
あなたへの影響
債券を直接買った場合:
個別の債券は途中で売ると市場価格で売却することになります。 一方で、満期まで持つと市場価格とは別に元本が満額返ってきます。
ETFや投資信託の債券の場合:
ETFや投資信託は中に入っている債券を入れ替えながら運用されます。 そのため、個別の債券を満期まで持つ場合とは違い、保有中も金利の変化が価格に反映されます。
具体例
- 国が「年利2%、10年後に元本100万円返済」という債券を発行します。
- その後、市場金利が3%に上昇しました。
- 新しく発行される債券は年利3%で買えます。
- すると古い2%債券を欲しがる人が減り、価格が下落します(売る側が値引きしないと買ってもらえなくなるため)。
価格が下がった2%債券は、安く買えた分だけ実質の利回りが高くなり、結果的に市場利回りに近づきます。
例外:個人向け国債
個人向け国債は、金利が上がっても市場価格の下落で値下がりせず、満期まで持たずに中途換金しても元本を下回りません。よくある勘違い
- 「金利が上がれば、持っている債券も得になる」→ 市場で売る債券は、価格が下がります。一方、新たに買う債券では、より高い利回りの商品を選べます。